BUSINESS

内航事業

クリーンエネルギーの安定供給
地球規模の環境保全が叫ばれる今日、クリーンエネルギーとしてLPGが注目を浴びています。世界有数のエネルギー消費国である日本において、LPGの安定供給はきわめて重要な課題です。弊社は、このLPGの輸送にいち早く取り組み、国内唯一のLPG専門オペレーターであるという誇りと実績を持って責任ある輸送を行っております。
専用船による効率輸送
LPGを長期安定かつ経済的に輸送するため、50隻を超える建造実績で培ったノウハウを生かし、創立以来自らの設計と細部にわたる現場監督により、常に最優秀船を提供しています。また、大型船から小型船に至る船団構成を整えて、大量輸送から小回りのきく輸送まで、多様な産業界のニーズに応えつつ、北は稚内から南は石垣島までの輸送サービスを提供しています。
LPGについて
LPG(Liquefied Petroleum Gas)は、液化石油ガスのことで、一般的にプロパンとブタンを総称してLPGと呼んでいます。石油精製過程から生産されるものと、天然ガスのガス精製から生産されるものがあり、石油に変わるクリーンエネルギーとして期待されています。また、LPGは、燃焼効率が他と比べてはるかに優れています。酸性雨の原因となるSOx(硫黄酸化物)の排出もほとんどなく、地球温暖化の原因といわれているCO2(二酸化炭素)の排出量も少ないのが特徴です。
LPGは災害時の復旧が早い。
都市ガスは、各家庭の配管設備が何とも無くても、そこまでガスを運んで来る本管が破損してしまえば、ガスを使用する事は出来ません。しかし、LPGは個別供給なので、災害が起きても各家庭の配管設備を直すだけですむので復旧が早いのが特徴です。
こんな所にクリーンエネルギーLPG
輸入または国内生産されたLPGは、複雑多段階の流通経路を経由して配送されています。需要先としては、一般家庭のほか、タクシー、都市ガス用、工業用など幅広い分野でクリーンエネルギーとして利用されています。
環境にやさしく、利便性に優れたLPG自動車。
LPG自動車は、燃料費の安さなどから、タクシーを主として普及してきました。近年、排ガスのクリーン性が注目されるようになり、特にディーゼル自動車 (トラックに広く利用されている)に代わるクリーンエネルギー自動車として、大都市を中心に普及が進んでいます。
利便性、経済性だけでなく、環境にやさしい自動車として位置付けられ、グリーン購入法の対象品目として認定されました。
LPG自動車は、平成14年度からグリーン購入法の対象となり、クリーンな自動車として明確に位置付けられています。
一般家庭で発電。
水を電気分解すると水素と酸素ができますが、この逆を利用したのがLPガスを燃料とする燃料電池です。水素と酸素を化学反応させて、電気と水を発生させるシステムです。
発電で排出するのは水(湯)だけですから、騒音はありません。また、環境にやさしいのはもちろん、廃熱を暖房や給湯にも利用でき、高い効率のエネルギー活用が可能です。地球温暖化や省エネなど21世紀の課題を克服する画期的なシステムとして、国でも積極的に取り組んでいます。